愛情のその先
Balnce3のお店はアーケードに面してガラス張りになっている。
まじまじと外を見ることはないけど、掃除の時など何気なく見る風景(人間模様)が実は好きだったりする。
いつも見かけるたくさんの人の中に、毎日見かける老夫婦がいらっしゃいます。
おそらくお二人とも80歳前後ぐらいなんでしょうか?
ご主人は足が悪いのか右手で杖をついていて、とてもゆっくり歩かれてる。
その空いた左手には奥様が手を握り、ご主人の歩幅に合わせてゆっくり歩かれている。
きっと歩くのも大変なんでしょう。
ゆっくり…ゆっくり4歩歩いては止まり
ゆっくり7歩歩いては止まり
2歩歩いては止まり
その歩、スピードに何にも嫌な顔せず、ずっと奥様は寄り添って歩かれている。
一体このアーケードの端から端までどれだけかけて歩いているか見当もつかないぐらいゆっくり…ゆっくり
僕は実はこのお二人がともて好きで、いつまでもこんな感じで人生を一緒に歩んでいけるのがとても素敵だと毎日思っている。
ある人の言葉で印象的だったのは
まず人は「恋」をして
そこに愛が生まれて「恋愛」になり
初々しい恋心がなくなり「愛」になり
人としての繋がりから情が生まれ「愛情」になり
当たり前の日常、思いの極みから愛が抜けて「情」になる
確かに初々しさやドキドキは薄く消えていってしまうかもしれないけど
永遠の伴侶、お互いの支えになる存在になるという価値は計り知れない。
いくつになっても、一緒に手を握って歩んでいけるって僕にとっては夢ですね。
この写真は以前京都で撮ったものです。
大好きな写真の一つです。
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